音楽のBPMと社交ダンスのBPMの違い

音楽のBPMと社交ダンスのBPMの違い

音楽におけるBPMと社交ダンスにおけるBPMは、同じ「BPM」という
略語を用いながらも、その意味するところが異なる場合があります。

一般的な音楽におけるBPM (Beats Per Minute)
意味: 1分間あたりの拍数(ビート数)を表します。

  • 目的: 曲のテンポ(速さ)を示す国際的な単位として使われます。数値が大きいほどテンポが速いことを意味します。
  • 基準: 通常、4分音符が1分間に何回鳴るか、という基準で数えられます。例えば、BPM120は1分間に4分音符が120回鳴る速さです。

社交ダンスにおけるBPM (Bars Per Minute)

  • 意味: 社交ダンスの世界では、BPMが「Bars Per Minute
    (1分間あたりの小節数)」を指す場合があります。
  • 目的: 各ダンス種目ごとに規定されたテンポ(小節数)に
    合わせて踊るためです。
  • 基準: ダンスの種類によって1小節に含まれる拍数が異なるため
    一般的な音楽のBPMとは計算方法が異なります。

    • 例1: ワルツ (3拍子)
      • 社交ダンスでBPM28と表記されていれば、「1分間に28小節」を意味します。
      • 1小節が3拍なので、一般的な音楽のBPMに換算すると BPMとなります。
    • 例2: チャチャチャ (4拍子)
      • 社交ダンスでBPM31と表記されていれば、「1分間に31小節」を意味します。
      • 1小節が4拍なので、一般的な音楽のBPMに換算すると BPMとなります。
    • 例3: サンバ (2拍子で数えることが多い)
      • 社交ダンスでBPM50と表記されていれば、「1分間に50小節」を意味します。
      • サンバは2拍子で数えることが多いため、一般的な音楽のBPMに換算すると BPMとなります。

まとめると

項目 一般的な音楽のBPM 社交ダンスのBPM
略語の元 Beats Per Minute (1分間あたりの拍数) Bars Per Minute (1分間あたりの小節数)
意味 曲のテンポ(速さ)を直接的に示す数値 各ダンス種目に定められたテンポ(小節数)を示す数値
計算方法 1分間に含まれる拍の数(通常、4分音符が基準) 1分間に含まれる小節の数
一般的な換算 社交ダンスのBPMに拍子を掛けることで一般的なBPMになる

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