社交ダンスにおいて、身長差があるカップルが「踊りにくい」と感じるのは、主に腕の高さの不一致歩幅(ストライド)の差が原因です。

男性が低い場合と女性が低い場合、それぞれの特性を活かして、よりスムーズに、かつ美しく見えるフィガー構成のポイントをまとめました。

1. 男性が低い(女性が高い)場合

このケースでは、男性が無理に肘を上げようとすると肩が上がり、女性は覆いかぶさるような姿勢になりがちです。

避けるべき・注意が必要な動き

  • プロムナード・ポジション(PP)からの大きな移動: 歩幅の差が目立ち、バランスを崩しやすい。

  • 激しいスピンターン: 回転の軸がブレやすく、女性の遠心力に男性が振られやすい。

おすすめのフィガー・調整案

  • コントラ・チェック: 男性が低い分、低い位置での力強い支えが可能です。女性のしなやかなバックベンドを強調でき、身長差がドラマチックな演出に変わります。

  • ウィーブ(Weave)系の流れ: 直線的な動きよりも、回り込むような「織りなす」動き(ナチュラル・ウィーブなど)にすると、歩幅の差を回転の角度で調整しやすくなります。

  • ランニング・フィニッシュ: 男性が低重心で女性を送り出すように踊ることで、スピード感を出しつつ安定を保てます。


2. 女性が低い(男性が高い)場合

男性の歩幅が大きすぎて女性が置き去りにされたり、ホールドが高すぎて女性の腕が疲れてしまうのが課題です。

避けるべき・注意が必要な動き

  • ダブルリバース・スピン: 女性のヒールターンが男性の大きな歩幅に間に合わなくなりがちです。

  • オーバースウェイ(深く倒すもの): 男性の腕が長いため、女性を必要以上に押し下げてしまい、女性が自力で戻れなくなることがあります。

おすすめのフィガー・調整案

  • リバース・ターン(シンプルに): 基本に忠実な回転は、男性が歩幅を少し控えるだけで非常にエレガントに見えます。

  • シャッセ・フロム・PP: 横への動きは歩幅の調整がしやすく、男性が女性のスピードに合わせやすいフィガーです。

  • ホバー・コルテ: ゆったりとした浮遊感のあるフィガーは、身長差を利用して「高さの対比」を綺麗に見せることができます。


3. 身長差をカバーする共通のコツ

項目 対策
ホールド 背の高い方が少し腕を低く保ち、低い方は無理に上げず、相手の肘の下に添える意識を持つ。
歩幅 大きい方が小さい方に合わせるのが鉄則。特に「前進」する側が少し歩幅を抑えるとスムーズです。
コンタクト おへその下(丹田)あたりでのコンタクトを意識すると、重心が安定し、身長差によるズレが減ります。

刷れ愛ダンスは別ですが それ以前に上手く踊りたいあいてをお願いしよう